日本女子タイトルマッチ新設が正式決定 高野人母美「歴史に名を残せるように」
プロボクシングの日本女子タイトルマッチが新設されることが正式に決まり、20日に都内で会見が開かれた。
女子ボクシングの活性化と底辺拡大を目的に日本プロボクシング協会が王座創設を要請し、日本ボクシングコミッション(JBC)が今月に承認したもの。タイトルマッチは6回戦で1勝以上した選手に出場資格があり、2分6ラウンドで実施。アトム、ミニフライ、フライ、バンタム、フェザーの5階級でスタートし、階級は今後増える可能性があるという。会見では白いチャンピオンベルトもお披露目された。
初代女王を決める5階級のカードも既に決定。アトム級は葉月さな(YuKO)―鈴木菜々江(シュウ)、ミニフライ級は矢吹純(協栄)―小村楓花(グリーンツダ)、フライ級は佐藤絢香(YuKO)―池本夢実(琉球)の勝者と小関有希(K&W)、バンタム級は高野人母美(協栄)―吉田実代(EBISU K’s BOX)、フェザー級は神成麻美(カシミ)―藤原芽子(真正)。女子バンタム級王座決定戦は10月6日に後楽園ホールでの開催が決まっており、勝者は「日本女子王者第1号」となる可能性がある。
世界挑戦経験があるモデルボクサーの高野はスーパーバンタム級から階級を下げての挑戦。「歴史に名を残せるように精いっぱいやりたい。日本を獲って世界へ臨みたい」と意欲を示した。シングルマザーの吉田は「有名な高野選手とやらせてもらえてワクワクドキドキしている。娘にとって自慢の母親になりたい」と決意表明した。
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