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久保、涙の初代王者!“ほほ笑みスナイパー”集大成で悲願ベルト

[ 2017年9月19日 05:30 ]

スポニチ後援K―1 WORLD GP 2017 JAPAN~初代ウエルター級王座決定トーナメント~ ( 2017年9月18日    さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ )

初代ウエルター級王者に輝いた久保
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 8人によるトーナメントが行われ、久保優太(29=K―1ジム五反田チームキングス)が決勝でモハン・ドラゴン(40=ネパール)を3―0の判定で退け王座を獲得した。フェザー級タイトルマッチは王者・武尊(26=SAGAMI―ONO KREST)が初防衛に成功。スーパーバンタム級王者の武居由樹(21=POWER OF DREAM)はKO勝ちを収めた。

 集大成と位置付けた大舞台で“ほほ笑みスナイパー”が黄金のベルトを射止めた。「プロデビュー13年目で年齢も今年で30歳。格闘技人生を懸けてウエルター級のベルトを獲りたかった」。新王者となった久保の目には涙があふれた。

 大会のヤマ場は木村“フィリップ”ミノルとの元同門対決となった1回戦だった。「夢をかなえるために大切な人間を地獄に叩き落とすのはつらい」。心を鬼にして「弟よりも弟のような存在」という木村と対峙(たいじ)した。2Rにダウンを奪い、3―0の判定勝ちにつなげて勢いに乗った。

 今大会に向けて矢口哲雄トレーナーに師事。「僕を世界王者にしてくださいと懇願した。世界で一番強くなる練習をしてきた」と自信を持ってリングに上がっていた。

 将来的にマレーシアへ移住する計画もあったというが「このベルトを獲ったからには、価値を上げるためにまだまだ頑張らないといけない」と再び闘志に火が付いた。

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2017年9月19日のニュース