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亀海、コットとも前日計量一発パス 決戦へ「ハイペースいく」

[ 2017年8月26日 06:49 ]

前日計量をクリアした亀海(右)とコット
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBO世界スーパーウエルター級王座決定12回戦(26日=日本時間27日、米カリフォルニア州カーソン、スタブハブ・センター)の前日計量が25日(同26日)、カーソン市内のホテルで行われ、同級6位の亀海喜寛(34=帝拳)は69・7キロ、同級1位のミゲル・コット(36=プエルトリコ)は69・6キロでともに一発パスした。

 スーパーウエルター級のリミットより100グラム軽かった亀海は体重計を下りると水分を摂取し、コットと向かい合って顔をつきあわせる「フェースオフ」の後にガッチリ握手。元4階級制覇王者コットの印象について「フレーム(骨格)が小さいなと思っただけで変わりはない」と語り、「握手も彼から求めてきたし、個人的にはフレンドリーに握手した方が好きなので、よかった」と話した。世界初挑戦にも普段と同じく落ち着いた様子ながら、試合については「フルアクションで、最初から最後までハイペースでいかないといけない。アグレッシブに、攻撃的に戦わないといけない。コットはステップワークでかわして、近づいてきたらパンチで迎撃するスタイルだが、つかまえられると信じている」と意気込んだ。

 米国で過去に8試合戦い、激闘ぶりが評価されているとあって、計量後はファンから「オマエガカツ」と日本語で激励され、写真やサインを求められるシーンも。今後は何を食べるか問われると「テークアウトして米を中心にステーキ、鶏の胸肉、パン、フルーツ」と答えた。前日24日にプロモーターの元6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏から「コラソン・デ・アセロ」と新たなニックネームで呼ばれたが、「日本語の訳は“鉄の心臓”ではなく“鋼の心臓”にします」と訂正して報道陣を笑わせた。

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2017年8月26日のニュース