真珠・野沢オークライヤー 格闘家を目指した理由…「素敵な世界。何でみんなやらないの?」

[ 2017年8月18日 10:30 ]

7月30日のRIZINでプロデビュー戦勝利を飾った真珠・野沢オークライヤーと、大興奮する母の野沢直子
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 10月にもUFCで再起戦を行うと噂される“美女ファイター”ペイジ・ヴァンザント。彼女がいなかったら“ジョシカク”の新星は存在しなかったかもしれない。ペイジの華麗な試合を見てオクタゴンを目指したのは7月のRIZINで鮮烈プロデビューを飾った真珠・野沢オークライヤー。2015年4月18日に行われたフェリス・ヘリッグに判定勝ちした一戦が転機になった。

 インタビューでは「こんな可愛い顔をしている人がオクタゴンに入って戦う。なんて素敵な世界。すごく格好いい。どうしてもやってみたくなったんですよ。何でみんなやらないの?って感じですよ」と声を弾ませた。バレエをバックボーンにしたペイジと、7歳から16歳まで10年間にわたりクラシックバレエをやっていた真珠。その共通点も“私もやればできる”と危険な世界に打ってでるきっかけになったのかもしれない。

 関係者によると、現在は米サンフランシスコでMMAの猛者ギルバート・メレンデスのジムに通っている。RIZINの大会直前には、キャンプ中だったUFCファイターのレスリー・スミスのスパーリングパートナーも務めた。「プロとして18回もリングに上がってる彼女のパートナーを務めるのはドキドキでした。でも、優しかったので緊張はしなかったです」。MMAを始めてまだ1年半。最高の環境で何でも吸収している最中だ。

 技術を体に刻み込むため1週間単位で同じテクニックの反復練習を行っている。その成果はデビュー戦から出た。フィニッシュの腕十字前に繰り出したフットチョーク。体に染みついていないと流れの中で咄嗟(とっさ)には対応できるものではない。

 7月大会で真珠は抜群のパフォーマンスを見せた。相手に何もさせない豪快な勝利は、まずまずの滑り出しと言える。1万7730人を集めた会場の熱もPRIDE時代並みにすごかった。メーンに上がっていくに連れ、矢地祐介、那須川天心、堀口恭司らの試合で盛り上がっていった。フジテレビの平均視聴率は6・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と振るわなかったが、壮絶な打撃戦となった矢地と北岡悟の試合は内容が良かったため放送予定になかったものを急遽ダイジェストで対応。その英断が続くことを願っている。

 真珠の試合は11試合中2試合目だった。今後も定期参戦する方向で、10月15日の福岡大会に出場するプランもある。まだ走り出したばかりだが「ゴングが鳴ったら最初から最後まで前に出る。毎回100%で行きます」。試合を重ねてメーンに近づけば近づくほど、憧れのペイジ・ヴァンザント超えも見えてくる。

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