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山中V13へ万全!前日計量一発パス「非常に調整うまくいった」

[ 2017年8月14日 13:54 ]

前日計量でファイティングポーズをとるWBC世界バンダム級王者の山中慎介(左)と挑戦者・ネリ
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 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦(15日、島津アリーナ京都)の前日計量が14日、京都市内のホテルで行われ、王者・山中慎介(34=帝拳)、挑戦者の同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)はともにリミットいっぱいの53・5キロで一発パスした。

 山中はパスすると計量台の上でホッとした笑顔を見せ、左手でナンバーワンポーズ。一方のネリはポーズを取る前にすぐ水分を補給。対戦相手と顔を突き合わせる「フェースオフ」では約10秒間にらみ合い、先にネリが視線を外した。

 具志堅用高(元WBA世界ライトフライ級王者)の日本記録に並ぶ13連続防衛を目指す山中は「無事クリアして水分を摂って、一気に元気になった。すぐに腕が湿ってきた」と吸収の良さをアピール。昨晩はポークステーキに温野菜を胃袋に収めるなど「いつもより食べられて、水分もかなり補給できた。前日でも減量に苦しむことはなかった」とコメントした。「体格は(世界初挑戦した)6年前より絶対に大きくなっているが、キャリアを重ねる中で非常に調整がうまくいったことを実感できた」と自信を示し、「明日は記録が懸かる試合なので必ず勝って、皆さんに喜んでもらえるようにします」と意気込んだ。

 一方、世界初挑戦のネリは計量前の検診で体温37・7度とやや高い数値をマーク。「1時間前まで動いていたので」と説明し、最後に一気に体重を落とした様子をうかがわせたが「明日は18ポンド(約8キロ)体重を戻す」と大幅増量するプランを明かした。山中の左ストレート対策については「上体でスエーしてよけたい」と話し「打ち終わりのガードが下がるのを狙っていきたい。KOでも判定でもハッキリと勝ちたい」と王座奪取へ意欲を口にした。

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2017年8月14日のニュース