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井上岳志 8回TKO勝ちで初防衛に成功「最後は気持ちで」

[ 2017年8月10日 20:30 ]

日本スーパーウエルター級王座の初防衛に成功した井上岳志 
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦は10日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・井上岳志(27=ワールドスポーツ)が同級1位の挑戦者・長浜陸(25=白井具志堅)に8回1分52秒TKO勝ちし、初防衛に成功した。井上はプロデビューから12戦無敗(11勝6KO1引き分け)、タイトル初挑戦だった長浜はプロ初黒星で7勝3KO1敗1分け。

 ともにパワーパンチを狙う中、1回の中盤から井上の右が長浜の顔面を捉え始めた。ノーモーション気味に打ち込む強烈な右を軸にワンツー、ボディーから上へ返すコンビネーションで挑戦者を後退させ、接近戦でアッパーを繰り出すなどペースを握った。ローブローの注意やバッティングでやや集中力を欠いた場面もあったが、セコンドからのゴーサインを受けた8回、一気にラッシュ。タフで粘り強い長浜をロープに追い込んで右を何度も打ち込み、レフェリーストップを呼び込んだ。

 井上は「想像以上にパワーがあって、タフな選手で強かった」と長浜を称え、「最後は気持ちでTKOできてうれしい」と話した。次回も指名挑戦者を迎えての防衛戦が予想されるが、「機会があれば東洋太平洋、WBOアジアパシフィック、世界へ向けてどんどん挑戦していきたい」と意気込みを述べた。

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2017年8月10日のニュース