×

木村翔ベルトお披露目で王者実感「とても重いですね」

[ 2017年8月4日 17:07 ]

届いたばかりのベルトを肩にかけた木村(左)は青木ジム・有吉会長と喜ぶ
Photo By スポニチ

 先月28日にボクシング五輪2連覇の鄒市明(ゾウ・シミン、36=中国)に敵地・上海で11回TKO勝ちしたWBO世界フライ級新王者・木村翔(28=青木)が4日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で会見し、WBOから届いたばかりのベルトをお披露目した。

 ケースから取り出されたベルトを腰に巻くと「とても重いですね。アジア(WBOアジアパシフィック王座)のベルトも持っているけど、光り具合が全然違いますね」と王者を実感した様子。鄒からダウンを奪ってTKO勝ちした11ラウンドの映像は「見ていて飽きない。30回は見てないですけど、今後の参考にしようと」繰り返しチェックしているという。29日の帰国後はカットした右目尻を9針縫ったり、あいさつ回りで忙しかったそうで「反響が凄くて、今まで200人ぐらいだったフェースブックが1000人に増えた。“励みになった”“感動した”と知らない方からもメッセージをいただいた。すごくうれしい」と表情をほころばせた。

 五輪金メダリストを破った快挙に中国メディアから取材依頼が相次ぎ、米専門誌リングからはメールでインタビューを受けた。8月23日に上海で行われる新人トーナメントで若い選手を激励してほしい、との招待も届いたという。上海ではもちろん、帰国後も日本にいる中国人から声をかけられることが多く、「日本人はゼロ。これから増えるように頑張ります」と木村。初防衛戦は指名試合のほか、鄒市明とダイレクトリマッチ(直接再戦)に臨む可能性もあり、「一日でも長くチャンピオンでいたいと思ったし、チャンピオンになった責任感もある。今まで以上に練習しなくちゃいけない。傷をしっかり治してからムチャクチャ練習します」と話した。一方でビールを酒店に配達する仕事は来週にも再開する予定と言い、「庶民派ボクサーなんで」と話して笑いを誘った。

続きを表示

2017年8月4日のニュース