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赤穂、元5階級王者ドネアに誓う初防衛 「スーパースターが全て教えてくれた」 

[ 2017年8月4日 14:29 ]

計量を終えた赤穂亮(左)と斉藤裕太
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本バンタム級タイトルマッチ(5日、後楽園ホール)の前日計量が4日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、3月に獲得した王座の初防衛を目指す王者・赤穂亮(31=横浜光)はリミットより200グラム軽い53・5キロ、挑戦者の同級1位・斉藤裕太(29=花形)は100グラムアンダーの53・4キロで、ともに一発パスした。

 2度の世界挑戦経験を持つ赤穂は「コンディションはここ何年かで一番いいと思う。フィジカルトレーナーをつけて新しいこともやってきた」と調整に自信を示した。ここ数戦は「勝ってるけど力でねじ伏せるボクシング。もったいないと周囲に言われて、このままではダメだ、上のレベルに行けないと思った」と明かし、「今回が新しい出発と思っている。パンチをもらわないでスピードでやれれば」と抱負を述べた。交友があり、練習のため日本に滞在中の元5階級制覇王者ノニト・ドネア(34=フィリピン)から指導を受けており、「食事、精神面、技術面、調整と、あれだけのスーパースターが全て教えてくれた。ドネアの顔に泥を塗るような試合はできない。次で日本は卒業と思うけど、3度目の正直で世界が取れるように強くなるだけ」と話した。

 一方、タイトル初挑戦の斉藤も「コンディションはベストで持って来られた」と話し、「勝ちにこだわりたい。どんな試合でも勝ちならいい」と意気込んだ。得意とするのは打撃戦で「段々と打ち合いになっていくと思う。最後は倒して勝てれば。スタミナを鍛えてきたので最後まで大丈夫」と自信をのぞかせた。赤穂については「荒々しい選手。それにのまれなければ全く大丈夫。アウトボクシングする選手よりはかみ合うと思うし、やりやすい」と評し、「面白い試合をする、会場を熱くする選手と思ってもらえれば。努力と根性ではい上がってきたので、泥臭くても勝つところを見せたい。王者になって人生を変えたい」と語った。

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2017年8月4日のニュース