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村田 前回は序盤慎重、エンダム戦へ予告「1回パンチ10発は出す」

[ 2017年8月4日 07:50 ]

WBA世界ミドル級タイトルマッチ   王者アッサン・エンダム≪12回戦≫同級1位・村田諒太 ( 2017年10月22日    両国国技館 )

エンダム(右)とともに会見を行い笑顔を見せる村田
Photo By スポニチ

 5月の世界初挑戦で不可解な判定負けを喫したボクシングの12年ロンドン五輪ミドル級金メダリスト・村田諒太(31=帝拳)が、10月22日に両国国技館でWBA同級王者アッサン・エンダム(33=フランス)とのダイレクトリマッチ(直接再戦)に臨むことが決まった。

 【村田に聞く】

 ――前回の試合を振り返って。

 「経験でエンダムが上回った。経験させてくれたことに感謝したい。経験した自分を証明できれば。判定は第三者がするもの。何か言うつもりはない」

 ――再戦となった。

 「僕のスタイルが通用することは分かっている。それまでは実力さえ出せば勝てる相手ばかりとの試合で、前回の試合前は自信が持てていなかった。今回は自信を持って臨めるので気持ちが違う」

 ――前回は序盤、慎重になっていた。

 「1回のパンチは3発だけ?今回は10発は出すのでは(笑い)」

 ――相手もこちらの実力が分かっている。

 「それはお互いさま。こちらは右を警戒していたが、このブロックで通じると分かった。相手も僕のプレッシャーは予想がつく。根本的に戦い方は変わらない。僕がプレッシャーをかけて、エンダムがアウトボクシングをする。むしろ打ち合ってくれるのなら、こんなおいしいことはない」

 ――KO狙いにはリスクも伴う。

 「リスクを取る必要はある。チャンスに詰めるならそれだけのスタミナが必要で、スタミナを消費するリスクも背負う」

 《雪辱で王者は過去2人》世界戦のダイレクトリマッチ●→○で世界王者となった日本ジム所属選手は、粟生隆寛(WBCフェザー級)と亀田大毅(WBAフライ級)の2人。相手が試合を挟み、自身は直接再戦での●→○は輪島功一(2回)と徳山昌守、ダイレクトリマッチで△→○は戸高秀樹、相手が試合を挟み、自身は直接再戦の△→○には飯田覚士がいる。また、初戦がノンタイトル戦での●→○には小熊正二の例がある。

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2017年8月4日のニュース