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引退の内山、大人の事情“忖度せず”米進出叶えてほしかった

[ 2017年7月30日 09:10 ]

引退会見を終え“最後のファイティングポーズ”に照れ笑いの内山
Photo By スポニチ

 【記者フリートーク】内山は言動全てをひっくるめて尊敬すべきアスリートだ。昨年、母校・花咲徳栄高を訪れた際、取材を終えて駅へ徒歩で向かう記者の横にすっと車が止まり、運転席の窓が開いた。「今日は遠いところ、ありがとうございました」。ジムでは来客用スリッパがそろっているか目を光らせ、備品が置き去りになっていると率先して片付け、後輩に注意する。営業マンとしても好成績を残すであろう気遣いぶりに、何度も感心させられた。

 惜しまれるのは、期待されながら実現しなかった米国進出。ファイトマネーの問題や大みそかの興行を希望するテレビ局の思惑があったが“大人の事情”に納得することなく夢実現へわがままを通してほしかったと思う。(ボクシング担当・中出健太郎)

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2017年7月30日のニュース