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王者・久我勇作 田村を“指名”の理由「面白い試合をする選手なので興味があった」

[ 2017年7月28日 16:20 ]

激闘が予想される久我(右)と田村
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 ボクシングの日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦(29日、東京・後楽園ホール)の前日計量が28日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、王者・久我勇作(26=ワタナベ)はリミットの55・3キロ、挑戦者の同級5位・田村亮一(30=JBスポーツ)は100グラム軽い55・2キロでパスした。

 17戦14勝(10KO)2敗1分けの久我は2月に前王者・石本康隆(帝拳)に2回TKO勝ちしてベルトを奪取。初防衛戦の今回、対戦したい選手を問われて11戦8勝(5KO)2敗1分けの田村を“指名”したという。「タイトルと関係なく、面白い試合をする選手なので興味があった。自分とやったら盛り上がるのでは。気持ちが強い選手なので、そこを自分で超えていきたい」と説明した。6月に鹿児島で走り込みキャンプを行った同僚の田口良一、京口紘人、船井龍一らが結果を残しており、「それは刺激になっている。京口なんか(プロに)入ってきたと思ったら、凄いスピードで超えていった。負けてられないですね」と意気込んだ。

 一方の田村は待望のタイトル初挑戦。練習環境を変えるため古口ジムから5月にJBスポーツジムへ移り、今回が移籍初戦となる。「移籍したからタイトルマッチが来たと思っている。新しいジムの良さをどんどん出したい」と話した。久我の印象を聞かれると「イケメンだな、と。カッコ良くないですか?サーファー(久我)対チャラオ(田村)ですね」とおどけ、対戦相手に選ばれたことについては「うまくて強い選手から指名を受けたのはうれしい。日本タイトルというより、世界ランカーを倒そうと思っている」とコメント。同じく古口ジムから移籍した和気慎吾(FLARE山上)を「友達兼ライバル」と評し、「自分も世界タイトルをやりたい」と目標を口にした。

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2017年7月28日のニュース