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タイトル初挑戦の小浦翼 直前の相手変更に苦労も「やってしまえば関係ない」

[ 2017年7月28日 15:18 ]

計量をクリアした小浦(右)とアブシード
Photo By スポニチ

 ボクシングの東洋太平洋ミニマム級王座決定12回戦(29日、東京・後楽園ホール)の前日計量が28日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、同級4位の小浦翼(22=E&Jカシアス)はリミットの47・6キロ、同級5位のジェイセヴェー・アブシード(22=フィリピン)は47・3キロでパスした。

 デビューから10戦全勝(7KO)の小浦は今回がタイトル初挑戦。IBF世界ミニマム級王者・京口紘人(ワタナベ)が返上したタイトルを爭う。当初はオーソドックスタイプの相手と決定戦を戦う予定だったが、フィリピン・コミッションが直近の成績3戦2勝以上との海外派遣ルールを厳格に適用したため、サウスポーのアブシードに変わったという。試合20日前ほどに相手変更を聞かされた小浦は「タイトルマッチでこれか、と思った。スパーリングをしようにも、軽量級のサウスポーはなかなかいないので大変でした」と苦笑し、それでもスパーを20ラウンドほど消化したとあり「やってしまえば関係ない。サウスポーは別に不得意ではない」と話した。

 WBA世界ミニマム級14位にランクされ、世界挑戦も視野に入れる。「意識はあるけど、世界よりも前に“日本一だな”と思われるぐらいまで行って、そこから世界でも遅くはない。今回これを獲ったら、日本王者とのダブルタイトル戦とかやりたいと思っている」と意欲満々。試合については「経験として判定まで行くのもありだけど、中盤から後半にかけて倒せたら。タイミングが会えば最初から倒すつもりで」と青写真を描いた。

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2017年7月28日のニュース