河野公平　再起戦でＫＯ勝ち「娘とは２週間会ってないので早く会いたい」

復帰戦勝利した河野
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　ボクシングの元ＷＢＡ世界スーパーフライ級王者・河野公平（３６＝ワタナベ）が再起戦にＫＯ勝ちした。２３日に東京・大田区総合体育館で５３・０キロ契約ノンタイトル８回戦に臨み、ラムボー・ゴーラットスポーツスクール（２３＝タイ）に５回１分３５秒ＴＫＯ勝ちした。

　河野はやや前のめりになって相手の右カウンターなどを被弾したが、終始前へ出てボディー中心にパンチを放った。４回終了間際に連打から左ボディーで最初のダウンを簒うと、５回には右ボディーから左フックを返して相手が崩れ落ち、レフェリーがノーカウントで試合を止めた。

　昨年８月に王座から陥落し、１２月にはＷＢＯ世界スーパーフライ級王者・井上尚弥（大橋）に挑戦してＫＯ負け。一時は引退も頭をよぎったが、ＷＢＯ同級１位レックス・ツォー（中国）から対戦オファーがあり、１０月７日に香港での試合が内定して再起を決意した。６月には芽衣夫人が第１子となる長女・小百合ちゃんを出産し、さらにモチベーションが高まっていた。

　河野は「正直、内容はあまり良くなかったが、勝つことができたので次につながります」とコメント。「娘とは２週間会ってないので早く会いたい。レックスと対戦が内定していたけど、勝ったのでたぶんできる。自分も楽しみにしている」と語った。