衝撃のKO劇!末吉 初のメイン抜てきに応える「一番落ち着いてできた」
ボクシングの日本スーパーフェザー級2位・末吉大(26=帝拳)が3回KO勝ちで初のメイン抜てきに応えた。18日に東京・後楽園ホールで行われたノンタイトル10回戦でフィリピン同級6位のネルソン・ティナンパイ(24=フィリピン)に3回2分32秒KO勝ち。左ボディーを食った相手が倒れたまま悶絶する衝撃のKO劇で、「今日はキャリアの中で一番落ち着いてできた。課題は見つかったけど全体的にはうれしい。喜べる内容」と振り返った。
従来はメンタル面が課題で、練習でできていたことが試合で出せなかった。しかし、精神面のコントロールが効くようになり、初メインのこの日も「リングに上がっちゃえばいつもどおり。お客さんの顔とか気にならないタイプなので」と緊張感とは無縁だった。プロ5戦目から12連勝を飾り、WBOの世界ランキングでは13位。スーパーフェザー級の日本王座はジムの先輩の尾川堅一が王者のため挑戦できないが、東洋太平洋王者はプロで唯一黒星を喫した伊藤雅雪(伴流)。いずれの選手も世界挑戦を見据えているため今後の方針は未定だが、「こっちも世界へ行くつもりだし、世界でやってもいい。ゆくゆくはやりたい」と意欲を口にし、「あ、ノーコメントで」と話して笑いを誘った。
2017年7月18日のニュース
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