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元五輪代表の近大ボクシング部監督 女子選手へのセクハラ行為で処分へ

[ 2017年7月11日 10:03 ]

 ボクシングの2012年ロンドン五輪代表だった近畿大ボクシング部の男性監督(29)が、教え子の女子選手にセクハラ行為をしたとして、大学から自宅待機を命じられていることが11日、分かった。アマチュアを統括する日本ボクシング連盟も状況を把握しており、同連盟の山根明会長は男性監督を除名する方針を示した。

 近大や連盟によると、男性監督は部のある選手に対して性的行為を求める声をかけるなどしたという。男性監督は先月29日から自宅待機している。大学側は監督や部関係者から聞き取り調査をしているといい「(監督は)ハラスメント行為があったことは認めている。まとまり次第、処分を決定する」と説明した。連盟の山根会長は「選手の親の訴えがあった。大きな問題。スポーツマンとして、してはならないことだ」と話した。

 近大ボクシング部は全日本大学王座決定戦を10度制した名門。09年に部員2人による強盗事件を受けて廃部となったが、12年10月に復活した。現在の部員は男子26人、女子4人。(共同)

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2017年7月11日のニュース