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王者・池山直、上下着衣で余裕の計量 花形冴美は王座奪取を誓う

[ 2017年7月10日 15:03 ]

6度目の防衛を狙う池山直(左)と再戦で完全決着を期す花形冴美
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBO女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦(11日、東京・後楽園ホール)の調印式と前日計量が10日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われた。計量では6度目の防衛を目指す王者・池山直(47=フュチュール)は上下着衣のまま体重計に乗り、リミット(46・2キロ)より1・1キロも軽い45・1キロでパス。4度目の世界挑戦となる花形冴美(32=花形)は100グラムアンダーの46・1キロでクリアした。

 2人は昨年6月、池山の4度目の防衛戦で対戦して引き分けており、13カ月ぶりの再戦となる。ベルトを死守した池山は「その時から、もう一度やるんだろうなと思っていた。お互い、今度こそという気持ちは一緒と思う。後半のスタミナと気持ちの勝負になる」とコメント。花形は「挑戦者は引き分けではベルトは獲れないので、負けだと思っていた。リベンジしたい、その気持ちだけです」と完全決着での王座奪取を誓った。

 9月に48歳となる池山は「負けたら終わりと言われているし、自分でもケジメと思っている。今回、そうならないようにしたい」と語り、「若い選手の挑戦をはね返していくのも自分の仕事。それで女子ボクシングが盛り上がっていけばという思いはある」とまだまだ現役を続ける覚悟を口にした。それを聞いた花形は「そんなに頑張らなくても。自分が池山さんの思いも背負うので(ベルトを)獲らせていただきます」と宣言した。

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2017年7月10日のニュース