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帝里木下、7回TKO負けで世界奪取ならず 右目付近から流血…

[ 2017年7月2日 12:24 ]

7回、ダウンを喫した帝里木下 (AP)
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 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は2日、オーストラリア・ブリスベンのサンコープ・スタジアムで行われ、挑戦者の同級3位・帝里木下(31=千里馬神戸)は王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)に7回1分53秒TKO負けして王座獲得に失敗した。14年7月にIBF世界同級王座決定戦でゾラニ・テテ(南アフリカ)に敗れて以来、2度目の世界挑戦だった帝里木下は28戦25勝(8KO)2敗1分け、2度目の防衛に成功したアンカハスは29戦27勝(18KO)1敗1分け。

 真昼の屋外競技場で行われたサウスポー対決。鋭く踏み込んで左ストレートを打ってくるアンカハスに対し、帝里がカウンターを狙う展開で試合は始まった。徐々に王者の左が当たり出し、帝里も2回からは先にワンツーを出すようになったが、左を受けた右まぶたをカットして流血。3回開始直前にはドクターチェックが入った。

 4回は接近戦でボディーを狙ったが事態を打開できず、5、6回には先に左を打っていったが、カウンターをもらって右目付近は大きく腫れ上がった。7回には右ボディーフックを受けて前のめりにダウンし、立ち上がったもののダメージを確認したレフェリーが試合をストップした。

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