元5階級制覇王者ドネア 公開スパ 友人にアドバイス「腕だけのパンチになっている」

[ 2017年6月26日 19:25 ]

ドネア(左)を相手にミット打ちを行う赤穂
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 ボクシングの元5階級制覇王者ノニト・ドネア(34=フィリピン)が26日、横浜市の横浜光ジムで日本バンタム級王者・赤穂亮(30=横浜光)と公開スパーリングを行った。プライベートで3年ぶりに来日したドネアが練習環境を求め、15年にフィリピン・セブ島でスパー経験がある赤穂との練習が実現。4ラウンドのスパーでは激しく打ち合い、その後は自ら赤穂のミット打ちの相手を務め「腕だけのパンチになっている」「フックを腰の回転で打っていない。足が伸びきっているからバランスが崩れる」など打ち方のアドバイスを送った。

 ドネアは昨年11月、WBO世界スーパーバンタム級王座から陥落。本格的なスパーリングは試合前以来で「100%では打たなかった」と明かしながらも、強烈な左フックやアッパーを披露した。「日本に来て友人でもある赤穂と練習できてうれしい」と喜ぶ一方、「彼はいいパンチを持っているが、スパー中は打たれるのではないかという迷いが見えた。私に対するリスペクトもあったのかもしれないが、それはリングで出してはいけない」と話した。今後は未定で「フェザー級に上げるつもりだが、フェザーでは体が小さいのでスーパーバンタム級でもいけるようにしている」と説明。スーパーバンタム級の日本人世界王者、IBFの小国以載(角海老宝石)とWBAの久保隼(真正)への興味を問われると、「世界王者に返り咲きたいので、王者の肩書きがある人と戦いたい」と話すにとどめた。

 一方、赤穂にとってドネアは「フライ級の頃から追い続けていたアイドル。4ラウンドもスパーできるなんて幸せ」という存在。2年前のセブでは何10ラウンドもスパーしたそうだが、技術的なアドバイスは受けなかったという。「強くなってました。4ラウンドなんかガチで、ヤバいなと思った。リターンは速いし、隙を見せない。アッパーをもらった時は鼻が取れたかと思った」と苦笑した。

 8月5日にはランキング1位・斉藤裕太(花形)との日本王座初防衛戦を控える。「最近は評価を下げているので、次は最低でもKOしないと」と意気込みを語り、「試合が終わったら海外への武者修行も考えている。マニラでもいいけど、一番は米国。ドネアと一緒に練習して自分の名前を売りたい」と希望。過去に2度失敗している世界挑戦についても「3度目の正直へ向かっていきたい」と意欲を口にした。

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