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山中 V13戦は8・15京都開催、日本タイへ「凄く気合」

[ 2017年6月8日 05:30 ]

WBC世界バンタム級タイトルマッチ   王者・山中慎介《12回戦》同級1位ルイス・ネリ ( 2017年8月15日    島津アリーナ京都 )

挑戦者ネリの写真を手に、ビデオで激励メッセージを送った具志堅氏に13度目の防衛を誓う山中
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 WBC世界バンタム級王者・山中慎介(34=帝拳)が指名挑戦者ルイス・ネリ(22=メキシコ)を迎え撃つ13度目の防衛戦が、8月15日に島津アリーナ京都で行われることが7日、都内で発表された。防衛すれば元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高が持つ日本記録の「V13」に並ぶ。

 歴史的一戦へ向け、普段は記録に興味を示さない山中も「日本記録に並ぶ試合で、防衛戦の中でも一番強い相手。最高の舞台を用意してもらって凄く気合が入っている」と決意表明した。ネリは23戦全勝のハードパンチャーだが、「12ラウンドのどこかで左が当たるイメージはある」とKOでの快挙達成を見据えた。会見では具志堅氏が「ボクシング界のために記録を塗り替えてほしい。記録を意識してマスコミにも言った方が、強い精神力もついてくる」とビデオメッセージで激励。山中も「勝って、目の前で“並びました”と報告したい」と応えた。

 京都は故郷の滋賀県湖南市から近く、南京都高(現京都広学館高)時代は夏休みもボクシングに明け暮れた準地元。試合翌日の8月16日には夏の風物詩「五山送り火」が行われる。「地元だからと気合が空回りしないようにして、翌日の大文字の送り火を笑って見たい。高校時代は興味がなかったし、見たことがないんですよ」と楽しみな様子だった。

 ▼浜田剛史・帝拳ジム代表 具志堅さんの記録を抜くのは大変なこと。具志堅さんに失礼がないようにと、現在、世界で一番強い挑戦者を選んだ。

 ▼大和心トレーナー ネリは全体的に能力が優れている選手。山中が一番いいコンディションをつくらないと勝てないと思っている。

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2017年6月8日のニュース