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王座奪回目指す三浦 強化合宿の練習を公開「最高にやりがいのある戦い」

[ 2017年5月24日 21:49 ]

ゴルフ場でロードワークを行う(左から)山中慎介、ホルヘ・リナレス、三浦隆司
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦(7月15日、米カリフォルニア州イングルウッド)で世界王座奪回を目指す元同級王者で現1位の三浦隆司(33=帝拳)が24日、千葉県成田市のゴルフ場で行っている強化合宿の練習を公開した。

 WBC世界バンタム級王者・山中慎介(34=帝拳)、WBA・WBC世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(31=ベネズエラ、帝拳)と21日から合宿中の三浦は「世界戦なので今まで以上に気合が入る。実戦練習への土台づくりをしっかりやっていこうという感じ」と説明した。合宿では朝に12キロ走り、午後にはインターバル走にも取り組んでおり、「普段は走れない、アップダウンのあるコースなので体はきつい。その分いい練習になるし、強くなる実感はあるので、充実したキャンプになっている」と笑顔を浮かべた。

 王者ミゲル・ベルチェルト(25=メキシコ)についての分析も既に行っている。自身と同じサウスポーとの対戦映像はまだ届いていないが、「パンチがあって好戦的なので、ディフェンスをしっかり磨いていきたい」という。攻撃面については「結構パンチが伸びてくるので、相手の内側から攻めるのがいいかなという考えがある。ショート系のフックやアッパーも有効になってくると思うけど、相手が下がるなら自分の伸びた左が当たる可能性もある。相手がどう出てくるかによって変わってくる」と話した。

 試合はロサンゼルス郊外のメキシカンボクサーの聖地、「ザ・フォーラム」で行われる。「映像を見ると、ものすごく豪華な場所。こういうところでやるのかと改めて気持ちが入る」と話した三浦。米ケーブルテレビ最大手HBOが放映する興業のメインを張ることになっており、「夢のようなことだけど、今回は最高にやりがいのある戦いになると思う」と意気込んだ。

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2017年5月24日のニュース