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村田諒太 実戦練習打ち上げ スパーで相手へのプレッシャーなど確認

[ 2017年5月15日 18:20 ]

ミット打ちで汗を流す村田(右)
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ミドル級王座決定戦(20日、東京・有明コロシアム)で世界初挑戦する同級2位の村田諒太(31=帝拳)が15日、実戦練習を打ち上げた。スピードがある同級1位で元WBO同級王者のアッサン・エンダム(33=フランス)対策として、東京都新宿区の帝拳ジムで日本スーパーフェザー級2位の末吉大(帝拳)と3ラウンドのマススパーリングを実施。相手へのプレッシャーのかけ方、コンパクトなパンチの出し方を確認した。

 村田は「末吉は速いので、いい目慣らしになった」と実戦の締めくくりを振り返り、「あとは体重を落としながら疲れを抜くだけ」と話した。練習後の体重はリミット(72・5キロ)まで約1キロ。家族持ちの選手は集中するため試合前にホテルで宿泊するが、「一人だとボクシングのことを考えてしまう。子供の顔を見ている方がいい」と直前まで自宅から通う意向を示した。

 この日はエンダムが公開練習を行い、速いフットワークやコンビネーションを披露。村田は「練習ではやっぱりいい選手だったと聞いた。まとまっているでしょうし、楽しみ」と反応し、「試合前に無駄にピリピリしたくないから、必要最低限以上に会う予定はないです」と話して笑わせた。ミット打ちでは帝拳ジムの本田明彦会長からアドバイスを受け、「プレッシャーをかける練習をしっかりやれと言われた。(パンチを打つ際の)体の回転軸が大きくなっているので小さくして、短い距離でコンパクトに打つことを意識した」と明かしながらも、「試合ではそういう意識をしていられない。無意識で出るようにやるしかない」と話した。

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2017年5月15日のニュース