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村田“RIZAP効果”で減量順調 細かい食事アドバイスに「助かってる」

[ 2017年5月10日 05:30 ]

WBA世界ミドル級王座決定戦   同級1位 アッサン・エンダム≪12回戦≫同級2位 村田諒太 ( 2017年5月20日    有明コロシアム )

スパーリング相手に右を打ち込む村田(右)
Photo By スポニチ

 竹原慎二以来22年ぶりとなる日本人2人目のミドル級世界王者を狙うロンドン五輪同級金メダリストの村田が9日、都内で公開練習を行った。2ラウンドのスパーリングではやや硬かった1ラウンド目から修正し、2ラウンド目に得意の右ストレートを再三ヒット。減量でもフィジカルサポート契約を結ぶプライベートジム「RIZAP」から食事面の指導を受け、リミット(72・5キロ)まで3キロを切るなど順調であることを明かした。

 関心の高さを示すように報道陣と関係者約80人がジムに詰めかけた公開練習で、村田が修正力を披露した。スパーリングでは足を使うパートナーのデイ(米国)を追いかけ回す展開から、2回には一気に距離を詰めて攻勢をかけた。「1ラウンドから2ラウンド目みたいな形をつくりたい。最後の課題ですね」と苦笑しつつ「数をこなしたからこそ気づいたこともある」と、この日で計111ラウンドに達したスパーの日々を振り返った。

 実は前夜(8日)、すっぽん料理を食べ過ぎて「体重が増えた。朝起きて、おなかにグリコーゲンがいるなという状態」だった。しかし、減量中でも新陳代謝は順調で、練習ではたっぷり汗をかいて“修正”を図った。CMや広告に有名人が多数出演して話題のRIZAPと3月に契約。4月から食事やコンディショニングのアドバイスを受けており「助かっている。減量もリミットまで3キロを切っていて、いつでも体重をつくれる」と仕上がりの良さを強調した。

 食事のアドバイスの基本は「高タンパク・低脂質」。メールでメニューの指示を受けたり、質問に答えてもらっているという。朝食は果物、栄養のバランスを取るサプリメントの摂取を勧められ、「肉もステーキは200グラムまで大丈夫」など指示が具体的。「とにかく食べるな、を予想していた」という村田も「凄く細かい」と感心した。ダイエットで連想される炭水化物断ちについても「練習後にはしっかり取る」とされ、村田は「パンも普通のものはいいけど菓子パンなどは良くない。やはり和食が中心になる」と話した。RIZAPのキャッチフレーズは「結果にコミットする(責任を持つ)」。心強いサポートを受け、結果が求められる世界戦へ向かう。

 ▽RIZAPグループ 全国展開のフィットネスクラブ「RIZAP」を運営。パーソナルトレーナーがマンツーマンでトレーニングや食事などの生活面を指導し、「結果にコミットする」のキャッチコピーで知られる。アスリートへの支援も行っており、主な契約アスリートは松田宣浩(プロ野球)、石川遼(ゴルフ)、藤本京太郎(ボクシング)

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2017年5月10日のニュース