京太郎 9回TKO勝ちで初防衛に成功も「倒さないと」と反省

[ 2017年5月8日 21:48 ]

<東洋太平洋ヘビー級タイトルマッチ12R 藤本京太郎VSヘルマン・パーセル>7R左フックを放つ藤本
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 ボクシングの東洋太平洋ヘビー級タイトルマッチ12回戦が8日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・藤本京太郎(30=角海老宝石)が同級1位のヘルマン・パーセル(22=オーストラリア)に9回1分22秒TKO勝ち。初防衛に成功するとともに、空位だったWBOアジアパシフィック同級王座(日本ボクシングコミッション非公認)を獲得した。元K―1選手で、日本ヘビー級王者でもある藤本は18戦17勝(9KO)1敗、パーセルは18戦12勝(6KO)6敗。

 藤本は自身より13キロも重いパーセルの大振りフックをバックステップとウィービングでかわしつつ、小刻みにワンツーを当てていった。4回に左右のボディー、5回には強烈な左フックを食ってヒヤリとさせたが、疲れからか徐々にガードが下がり、手数も減った相手に上下のコンビネーションを一方的にヒットさせ、顔面が腫れ上がりだした9回、パーセルのセコンドがタオルを手にリングイン。棄権の意思を示したため、TKO勝ちとなった。

 ダウンを奪えなかった藤本は「こんなんじゃダメ。ベルトを3つ巻いたけど情けない。倒さないといけない」と反省しきり。相手ともつれて転倒するシーンが再三あり、「まさか(プロレス技の)DDTを2回もされるとは。プロレス経験もあるけど、久々にもらったので受け身ができなかった」とおどけた。

 前東洋太平洋ヘビー級王者で、昨年12月にWBO同級王者となったジョセフ・パーカー(25=ニュージーランド)が6日に行った初防衛戦の相手として、オファーがあったことが判明。パーカーがスパーリングパートナーを挑戦者に仕立てたため日本人初のヘビー級世界挑戦は実現しなかったが、14年と15年にも対戦計画があった相手だけに、角海老宝石ジムの萩森健一マネジャーは「挑戦状を出したい。8月か9月頃あたりにやりたい。次にやらないとまた(話が)流れてしまう」と交渉に入ることを明言。パーカーは初防衛戦が平凡な判定勝ちだったためビッグマッチは時期尚早で、藤本も相手を恐れさせるような内容ではなかったとあり「逆に(挑戦者として)選ばれる可能性が高まったのでは。因縁のある相手なので向こうも意識していると思う」と前向きに話した。

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