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村中優、決戦の地へ「英国のリングを想像するとワクワクする」

[ 2017年5月7日 10:49 ]

成田空港から渡英した村中優
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ(13日、英バーミンガム)で世界初挑戦する同級10位の村中優(31=フラッシュ赤羽)が7日、成田空港発の航空機で渡英した。過去に3度、減量に失敗した経験を持つが、今回は徐々に体重を落としたとあって「(リミットまで)3キロないぐらい。(減量ペースは)早すぎるぐらい」と順調な調整をアピール。4月中旬に腰を痛めてスパーリングの量を落としたものの、「コンディション自体は問題ないし、早く計量を終わりたい。(練習は)もっとできたかもしれないけど、満足と思っています。英国のリングを想像するとワクワクする」と笑顔だった。

 プロ入り後は後楽園ホール以外で試合をしたことがなく、海外へ行くのも今回が初めて。現地にはおかゆや米を持参するほか、11日に合流予定の麻衣子夫人(31)も日本から食料を持ち込むという。長時間の機内では体調に気をつけた方がいいと報道陣からマスクを渡され、「ありがたいです」と手に取った。現地入り後はホテルのジムで調整する予定で、21戦全勝(14KO)の王者カリド・ヤファイ(27=英国)の映像については「最近見ていない。向こうで暇になるから、チラっと見ようかな」と話した。

 試合は夫人のほか、長男・優麻くん(7)、長女・優美衣ちゃん(5)も現地観戦する。子供たちは英国が舞台の「ハリー・ポッター」シリーズのファンで、優麻くんはサッカーをプレーしているとあり、家族にとってはやや遅いゴールデンウイークの海外旅行にもなる。「上の子は小学校があったけど“行きたい”と言うので休ませます。(試合の準備で)ゴールデンウイークもなかったし、絶対に勝ちます。勝たないと何も残らないから」と決意を示した。

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2017年5月7日のニュース