ヨネクラジム 8月閉鎖 ガッツ、大橋ら世界王者5人輩出の名門

[ 2017年4月28日 05:30 ]

今年3月の試合でもセコンドを務めたヨネクラジム・米倉健司会長。来月には83歳の誕生日を迎える
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 ボクシングのヨネクラジム(東京都豊島区)は27日、8月末でジムを閉鎖すると発表した。5月に83歳となる米倉健司会長の体調がすぐれず、選手の指導を続けられなくなったため、かねて同会長が示していた方針通り一代限りでのジム閉鎖を決断したという。8月までに試合予定がある選手もおり、今後は選手の他ジムへの移籍などを進めていくが、「日本一のチャンピオンメーカー」の異名を取った名門が54年の歴史に幕を下ろす。

 ヨネクラジムは56年メルボルン五輪代表で元日本フライ級、元東洋太平洋バンタム級王者の米倉氏が、現役引退翌年の63年に創設。練習生がそろって準備運動を開始する「道場式」の練習が特徴で、基本に忠実な指導法から、70年にWBC世界フェザー級王座を獲得した柴田国明をはじめ、ガッツ石松、大橋秀行ら国内ジムで3番目に多い5人の世界王者を輩出した。また東洋太平洋王者9人、日本王者31人を生んだ。

 米倉会長は現在もセコンドにつくなど育成に情熱を見せているが、近年は有力選手が減少。昨年4月に松本晋太郎が東洋太平洋スーパーミドル級王座を獲得し、ジム8年ぶりの王者となったものの、10月の初防衛戦に敗れて陥落していた。

 ▼ガッツ石松氏 米倉会長は私が現役の頃から「一代でジムを閉める」と言っていた。美学を貫いたんじゃないかな。良い選手がたくさんいたのでサンドバッグを専有して叩くのが大変だった。私を含め何千人もの若者が青春を燃焼した場所。その中で世界王者になれた私は幸せ者だと思う。

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