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村田“仮想エンダム”確保 前IBF王者の元相棒がスパー

[ 2017年4月12日 05:30 ]

WBA世界ミドル級王座決定戦   同級1位アッサン・エンダム≪12回戦≫同級2位・村田諒太 ( 2017年5月20日    有明コロシアム )

トレーナーが持つドラムミットを叩く村田
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 元WBO世界ミドル級王者アッサン・エンダム(33=フランス)との王座決定戦に臨む村田諒太(31=帝拳)に、最適なスパーリングパートナーが用意されたことが分かった。既にスパー相手を務めているメキシコ人選手2人に加え、17日には黒人選手2人がパートナーとして来日予定。その一人パトリック・デイ(24=米国)は、前IBF王者デビッド・レミュー(カナダ)が15年6月の王座決定戦でエンダムを破った際にパートナーを務めていたという。

 スーパーウエルター級のデイは身長1メートル75。1メートル93のエンダムとは差があるが、レミューは“仮想エンダム”を相手に練習を積み計4度ダウンを奪って判定勝ちした。リズムと手数で巧みにポイントを稼ぐエンダム対策として貴重な存在で、村田も「ありがたい。レミューとのスパーではどう動いたのか、聞いておきたい」と歓迎した。

 村田はこの日、帝拳ジムの本田明彦会長から重心移動を中心に体の使い方を徹底指導された。疲労もあって出来は良くなかったが、「直すところがある方がむしろチャンス」と前向きに捉えていた。

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2017年4月12日のニュース