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吉川晃司も祝福!41歳藤岡 国内男女初の4階級制覇を達成

[ 2017年3月14日 05:30 ]

WBA女子世界フライ級王座決定戦10回戦   ○同級2位・藤岡奈穂子 TKO10回21秒 ●同級1位イザベル・ミジャン ( 2017年3月13日    後楽園ホール )

<WBA女子世界フライ級王座決定戦>4階級制覇を達成した藤岡(上)は吉川晃司に肩車されガッツポーズする
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 41歳の藤岡奈穂子が10回TKO勝ちし、男女を通じて日本初、女子では世界タイ記録となる4階級制覇を達成した。2回にカウンターの左フックでダウンを奪い、その後もタフな相手を圧倒。WBCミニフライ級、WBAスーパーフライ級、WBOバンタム級に続き4本目のベルトを獲得した。試合後にはジムの顧問を務める歌手で俳優の吉川晃司(51)から肩車で祝福された。

 フライ級は過去2度、獲得に失敗した階級。減量が厳しかったが、米の量を増やしてよくかむ食事方法を導入してスタミナがついたそうで「やっとフライ級が獲れた。ホッとしている」と話した。宮城県出身で、11年の東日本大震災では地元が被災し、翌日に予定された自身の世界初挑戦も延期となった。「ちょっとでもいいニュースを届けることができたかなと思う」。今後は1つ下のライトフライ級で女子世界新記録の5階級制覇を狙う。「女子だからできたと言われないよう、質の高い試合をやっていきたい」と決意を示した。

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