×

山中 陽気な挑戦者にイラッ「インパクトある勝ち方を」

[ 2017年3月1日 13:47 ]

前日計量をパスし、写真撮影のために近づく山中慎介(右)と、目線をそらすカルロス・カールソン
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦(2日、両国国技館)の前日計量が1日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで行われ、日本歴代単独2位となる12度目の防衛を目指す王者・山中慎介(34=帝拳)はリミット(53・5キロ)より100グラム軽い53・4キロで、世界初挑戦の同級6位カルロス・カールソン(26=メキシコ)は500グラムアンダーの53・0キロで、ともに一発パスした。

 計量クリア後、マッチョポーズを見せた山中はみかんジュースとすっぽんスープを摂取して栄養補給。「(体に)染みわたります」と笑顔をのぞかせた。一方で、試合直前でも明るい雰囲気のカールソンには「メキシカンの、あの陽気な感じがイラっとするんですけど。試合でしっかり決着をつけます」と厳しい表情を見せ、「(カールソンは)キャリアの中で“あの時はああだったな”と反省することになるんでしょうね」と話した。

 今回で13度目となる世界戦の中でも調整が順調だったとあり、「心から試合がしたいなという状態に仕上がった。試合が楽しみと思えるのがうれしい」と手応え十分。昼食はパスタ、夕食は好物のうなぎを食べて試合当日に備える予定で、「記録は気にしないけど、結果には凄くこだわっている。インパクトのある勝ち方を目指して明日は頑張る」と、改めてKO決着を宣言した。

 なお、セミファイナルで行われる日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦の計量は、王者・尾川堅一(29=帝拳)がリミット(58・9キロ)よりも100グラム軽い58・8キロ、挑戦者の杉田聖(27=奈良)が200グラムアンダーの58・7キロでパスした。

続きを表示

2017年3月1日のニュース