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尚弥 3・19ロマゴン防衛戦解説者に、対戦にも闘志十分「勝負したい」

[ 2017年2月27日 18:13 ]

WOWOWでローマン・ゴンサレス戦のゲスト解説を努める井上尚弥
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 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23=大橋)が3月19日にWOWOWライブで生中継されるダブル世界戦のゲスト解説を務めることが決まり、27日に横浜市内の大橋ジムで取材に応じた。当日は3団体統一ミドル級タイトルマッチ、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)―ダニエル・ジェイコブス(米国)、WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア、帝拳)―シーサケット・ソールンビサイ(タイ)を米ニューヨーク・マジソンスクエアガーデンから中継。井上尚は、自身が対戦を計画する“ロマゴン”ことローマン・ゴンサレス戦の解説を主に担当する。

 46戦全勝で、全階級を通じて最強の呼び声高いゴンサレスは昨年9月に4階級制覇を達成。スーパーフライ級初戦で前王者カルロス・クアドラス(メキシコ)に苦戦を強いられたが、その試合を観戦した井上尚は「実力ある相手にワンサイドは難しい。次の試合を見ないとスーパーフライ級での評価は分からない」とコメント。それでもシーサケット戦については「ロマゴンが有利。中盤か終盤。ボディーで行きそう(KOしそう)な気がする」と予想した。

 ゴンサレスについては「全部が強い。パワーも体幹も頭も」と表現したが、「スーパーフライ級の同じ王者なので自分は勝負したい。勝っても負けても、そこで得るものはもの凄くデカい。そこで勝ちきりたい」と対戦に闘志十分。自身が勝っている部分として「スピードと1発のパンチ力」を挙げた。来年にはバンタム級に階級を上げる予定とあって年内の対戦を熱望しているが、現段階では「スーパーバンタム級まで(階級アップを)イメージしている」と話した。

 自身は5月に5度目の防衛戦を予定。前週に恒例の熱海合宿を5日間行い、砂浜での走り込みや体幹トレなどで体力強化に励んだという。「実感は相当ある。スパーリングが始まったら実感すると思う」と手応えを語った。

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2017年2月27日のニュース