福原 熊本ジムから初の世界王者!180日以内に高山と統一戦

[ 2017年2月27日 05:30 ]

WBO世界ミニマム級暫定王座決定12回戦   ○同級1位・福原辰弥 判定 同級2位モイセス・カジェロス ( 2017年2月26日    熊本県上天草市・松島総合センター )

WBOミニマム級暫定王座決定戦の12回、モイセス・カジェロス(左)を攻める福原辰弥
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 熊本のジムから初の世界王者が誕生した。84年11月以来32年ぶりに熊本県で行われた世界戦で、福原辰弥(27=本田フィットネス)がモイセス・カジェロス(27=メキシコ)に2―1の判定勝ちを収めてWBOミニマム級暫定王座を獲得。同県出身選手ではロイヤル小林(国際、元WBC世界スーパーバンタム級王者)以来2人目の世界王者となった。福原は180日以内にWBO同級正規王者・高山勝成(33=仲里)との統一戦が義務付けられる。

 得意の左ボディーで世界のベルトをつかんだ。序盤で優勢だった福原はパンチを浴びた左目周辺が5回から腫れ、「距離感が分からなくなった」という。しかし、ジムに入門した16歳から二人三脚で歩んできた本田憲哉会長に「世界チャンピオンになりたいんだろ!」と激励され、「技術よりも気持ちで攻めた」。大振りする相手の腹を狙い続け、壮絶な打ち合いに判定勝ち。腫れた顔をしかめ、「正直厳しい試合だったけど、みんなのおかげで勝てた」と地元の大声援に感謝した。

 「熊本に少しでも明るいニュースをと思って臨んだ」。昨年4月の熊本地震で自らも被災し、小学校や車内で避難生活を送った。地震の影響で益城町や熊本市内の体育館が使えず、今回は車で約2時間の上天草市での世界初挑戦。地元の期待に応え、「まだ世界王者のレベルじゃない。もっと練習したい」と高山との統一戦を見据えた。

 ◆福原 辰弥(ふくはら・たつや)1989年(平元)5月8日、熊本県熊本市生まれの27歳。08年4月に18歳でプロデビュー。13年12月、井上拓真(大橋、前東洋太平洋スーパーフライ級王者)のデビュー戦の相手を務めて判定負け。15年11月、山本浩也(全日本パブリック)に判定勝ちして日本ミニマム級王座を獲得。3度防衛後に返上した。身長1メートル63の左ボクサーファイター。

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