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大平剛“秘密兵器”とタイへ出発 3度目世界挑戦へ「感触いい」

[ 2017年2月22日 00:30 ]

羽田空港から3度目の世界戦に挑むタイへ出発した大平剛
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦(3月1日、タイ・チョンブリ)に出場する同級15位の大平剛(32=花形)が21日深夜、羽田空港発の航空機でタイ・バンコクへ出発した。

 自身3度目の世界挑戦で14戦全勝6KOの王者ノックアウト・CPフレッシュマート(26=タイ)に挑む大平は、この日も5ラウンドのスパーリングを行ってから空港へ移動。フットワークとフック系が主体だった従来の戦い方に加え、体重を乗せた左ストレートで倒すスタイルに昨秋から取り組んでおり、「やってきたことが徐々に出始めている。感触としてはいいかな」と手応えを口にした。

 昨年3月のWBC王座挑戦、同12月の再起戦に続き、3試合連続でタイでの試合とあって「ある程度調整の仕方は慣れている」と仕上がりに自信を示した。減量もこの日の練習後にリミットまで2キロで、「向こうでは自然と落ちる」と心配していない。過去2試合の開催地はバンコクから車で約4時間かかるナコンラチャシマだったが、今回は2時間未満のチョンブリだけに移動は比較的楽だという。

 今回は“秘密兵器”もタイに持ち込む。医療機器メーカーが製作した筋力アップ&痩身機器「MEDINESS―8De」で、複合高周波を発生するパッドを体に貼り付けるだけで30分間に9000回の筋肉運動が可能となる優れ物だ。表皮に近い筋肉はもちろん、深度200ミリまで到達する50万ヘルツの高周波でインナーマッスルも刺激され、リハビリ医療の現場でも評価を受けているという。1台150万円と高価だが、通常のトレーニングに比べて疲労からの回復が早いため毎日の使用が可能で、しかも持ち運びできるサイズ。大平は「試合が決まってから使っている。体調をしっかり整えて試合に臨みたい」と話した。

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