内山 確定申告をPR 現役続行は「中途半端な気持ちではやれない」
プロボクシングの前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(37=ワタナベ)が13日、地元・埼玉県春日部市の春日部税務署で、インターネットを利用した手軽な確定申告書の作成と早期納税をPRした。
16日から全国の税務署で確定申告書の受け付けが始まるのを前に、国税庁ホームページの「確定申告書作成コーナー」でデータ入力体験にチャレンジした。「かすかべ親善大使」を務める内山は3年連続の体験入力で「3回目なので慣れてきた。凄く忙しい人でも自宅で簡単にできるので便利。わざわざ混んでいる会場に出向くこともないので、自宅にパソコンがある方はぜひ使ってみてください」とアピール。スマートフォンなどモバイルでも可能とあって、「誰でもできる簡単な作業なので、やってみてください」と話した。
昨年大みそかにWBAスーパーフェザー級スーパー王者ジェスレル・コラレス(パナマ)との再戦に判定負けし、王座返り咲きに失敗。進退については「まだ決めていないけど、最近、他の人の試合を見て“試合したいな”とかは思っている」と明かしながらも、「どこまで最高の気持ちに持っていけるか。中途半端な気持ちではやれない。もう少ししたら決めて発表したい」とコメントした。いつ復帰してもいいように練習は再開しているが、「近々スパーリングをしたい。対戦相手を探している」と希望を口にし、「体力は衰えていないが、年齢的に反応とかはどうしても落ちる。スパーして、まだいけるか確かめたい。(進退を決める)判断材料でもある」と語った。
現役続行の場合は「階級はスーパーフェザー。ほとんど減量がないのでライト級に上げることはない」と明言。2戦2敗のコラレスとの3度目の対戦については「3回目は(相手も)嫌なんじゃないですか」とし、「もし続けるなら、他のところ(世界王座認定団体)でやっていくところもある。僕が世界王者になって、コラレスがまだ王者でいればやるかもしれないけど」とWBA以外の王座を狙う可能性も示唆した。