“去就保留”河野公平に興毅氏が質問「今後はどうするんですか？」

　プロボクシングの年間表彰式が１０日、東京ドームホテルで開かれ、亀田３兄弟の長男で元３階級制覇王者の興毅氏（３０）が出席。現役最後の試合（１５年１０月、米シカゴ）の相手だった元ＷＢＡ世界スーパーフライ級王者・河野公平（３６＝ワタナベ）とあいさつをかわした。

　亀田興氏は現在、協栄ジムのトレーナーとして三男の元ＷＢＯ世界バンタム級王者・和毅（２５）を指導しており、この日は金平桂一郎会長とともに出席。「（表彰式は）久しぶりやね」と笑顔で関係者と談笑した。

　河野によると、亀田興氏から「今後はどうするんですか？頑張ってください」と激励されたそうで、河野は「“（亀田興氏は）今、会長なんですか？”って聞いてしまった。“トレーナーやってます”と言ってました」と苦笑した。昨年末にＷＢＯ世界スーパーフライ級王者・井上尚弥（２３＝大橋）に敗れ、世界戦は２連敗。去就については「まだ考えてます」と話した。５月に香港で試合のオファーがあったそうだが、９日までに返答する必要があったため、断ったという。「世界戦に連敗して、それでもボクシングをまだ続けたいのかどうか」と悩める胸中を明かし、「体は動かしてますが、朝・夕と２回走ったら膝が痛くなってきた。太るのは嫌ですね」と照れ笑いを浮かべた。