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ベルチェルトKOで新王者!三浦とV1戦へ バルガス26戦目の初黒星

[ 2017年1月29日 14:11 ]

 ボクシングのWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦は28日(日本時間29日)、米カリフォルニア州インディオのファンタジー・スプリング・リゾート・カジノで行われ、挑戦者の元WBO同級暫定王者のミゲル・ベルチェルト(25=メキシコ)が王者フランシスコ・バルガス(32=同)に11回2分19秒KO勝ちして新王者となった。ベルチェルトは32戦31勝(28KO)1敗、15年11月に三浦隆司(32=帝拳)から王座を奪ったバルガスはプロ26戦目で初黒星(23勝17KO1敗2分け)を喫し、2度目の防衛に失敗した。

 序盤はベルチェルトのペース。速いワンツーに上下のコンビネーションでバルガスを攻め立て、主導権を握った。タフなバルガスは4回途中にボディーの連打から反撃を始め、5回には手数を多く出して攻勢をかけた。しかし、ベルチェルトは6回に右を効かせるなど流れを取り戻し、バルガスは左目上をカットして流血するなど負傷がひどく、ドクターチェックで何度も試合が止まる状況に陥った。11回、消耗したバルガスが打ち込まれた時点でレフェリーがストップをかけた。

 ベルチェルトは1メートル70、リーチ1メートル80の右ボクサーファイターで、ニックネームは「エル・アラクラン(サソリ)」。セミファイナルの挑戦者決定戦で同級1位の三浦が勝ったため、順当ならベルチェルトは初防衛戦で三浦の挑戦を受けることになる。

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2017年1月29日のニュース