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田口が本格始動「明確に勝たないと」、次は田中との統一戦希望

[ 2017年1月19日 18:38 ]

ジムワークを再開し、ミット打ちを行う田口良一
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(30=ワタナベ)が19日、東京都品川区のワタナベジムで本格始動した。

 昨年大みそかにカルロス・カニサレス(ベネズエラ)と引き分けて5度目の防衛に成功し、今月4日にはロードワークを開始。「いつもよりちょっと遅い」というジムワーク再開ではシャドーボクシングやミット打ちで動きを確認した。

 田口は「もっと明確に、ダウンなりKOで勝たないといけないと思った。手数も少なく、体だけ前へ行っていた。もっとコンビネーションの練習をしていきたい」と課題を口にし、石原雄太トレーナーは「足の使い方から練習させたい。足が動いてくればコンビネーションも出てくる。どんな相手が来ても対応できるように」と話した。

 次戦は5〜7月を予定しているが、一番対戦したい相手を聞かれた田口は「田中選手とやってみたい」と大みそかに2階級制覇を達成したWBO同級王者・田中恒成(畑中)を指名。「スピードがあって、本当に強い選手。かみ合うと思う。けっこう打ち合いになるんじゃないか」と王座統一戦を希望した。昨年11月に田中がワタナベジムを訪れた際に「(大みそかは)お互いに勝って、試合をしよう」と約束したそうで「プロとして、みんなが見たいと思うカードはやるべきと思う」ときっぱり。テレビ局の問題などで交渉は難航が予想されるが、「自分は(開催地が)名古屋でもいい。逆にやってやろうと思う」と、地元・東京開催にこだわらない姿勢を示した。

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2017年1月19日のニュース