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ミルコ「報われた」涙のV アリアックバリ&バルトを一蹴

[ 2017年1月1日 05:30 ]

RIZIN FIGHTING WORLD GP2016 ( 2016年12月31日    さいたまスーパーアリーナ )

ミルコがパンチでアリアックバリをKO
Photo By スポニチ

 戻ってきたターミネーターが再び頂点を極めた。無差別級トーナメントの準決勝、決勝が行われ、ミルコ・クロコップ(42=クロアチア)がバルト(32=エストニア)、アミール・アリアックバリ(29=イラン)に連勝し、優勝を飾った。06年のPRIDE無差別級GP、12年のK―1ワールドGPに続き、日本で三たび過酷なトーナメントを制した。

 結末はいつも一瞬のうちに訪れる。ミルコの戦いは歳月を経ても変わらない。決勝ではレスリング世界選手権のグレコローマン120キロ級などで優勝しているアリアックバリを左フック一発でぐらつかせた。再び左で倒すとパウンドを浴びせてKO。黄金のベルトを手に入れた。

 「とても厳しくハードな戦いだった。(試合に向けての)キャンプも長く過酷だったが、全て報われた」。ここまでの苦労を思い出すと、リング上でうれし涙を流した。

 日本のリングに初めて上がったのが96年3月。日本で圧倒的な強さを誇ってきた男は、29日の2回戦で15年覇者のモー、この日の準決勝で元大関・把瑠都のバルトを退けるなど、年下を全てKOで破って世代交代を許さなかった。「今はひたすら休みたい。(誰とやりたいとか)プランはない」。しっかりと臨戦態勢を整え、再び日本のリングに戻ってくる。

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2017年1月1日のニュース