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井岡「赤備え」でV4!広島、鹿島、真田にあやかれ

[ 2016年12月25日 05:30 ]

WBA世界フライ級タイトルマッチ   王者 井岡一翔≪12回戦≫同級1位 スタンプ・キャットニワット ( 2016年12月31日    島津アリーナ京都 )

井岡一翔は父・井岡一法氏(左)相手に練習する
Photo By スポニチ

 大みそかに暫定王者のキャットニワットと4度目の防衛戦となる王座統一戦を行う井岡一翔が24日、大阪市内の所属ジムで練習を公開して勝負服のトランクス、ガウンなどを赤で統一したことを明かした。プロ野球セ・リーグ優勝の広島、大ヒットしたNHK大河ドラマ「真田丸」と「赤備え」が今年の流行で、スパーリングでは赤のシューズを披露。試合本番では真っ赤に燃え、難敵を蹴散らす。

 たぎる闘志を象徴するカラーだ。「リングに上がる姿を想像した時、赤が一番しっくりきた。トランクスもガウンもいい仕上がり。この格好に負けないようチャンピオンらしい試合をしたい」。井岡によると赤の「勝負服」は11年8月10日、後楽園ホール(東京)でWBCミニマム級王座の初防衛に成功した時以来だという。

 今年は赤が席巻した一年だった。プロ野球では赤ヘル軍団・広島が25年ぶりに優勝。サッカーでも赤を基調にした鹿島が、クラブ世界一を決めるクラブW杯決勝でスペインの名門レアル・マドリードをあと一歩まで追い詰めて世界を驚かせた。

 「赤備え」で有名な戦国武将・真田幸村の生涯を描いたNHK「真田丸」は、大河ドラマとして期間平均視聴率が5年ぶりに16%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を超え社会現象となった。赤が目立った一年だったと報道陣から振られると「持っているな、と思います」と王者はご満悦で話した。

 公開練習では6回のスパーリングを行い、激しく打ち合った。4ラウンド目からはパートナーを元日本スーパーフライ級王者の石田匠に代え、18歳のキャットニワットの勢いを想定。赤のシューズで軽快に動きながらパンチを繰り出し、好調な仕上がりを見せた。井岡一法会長は「カウンターを磨いた」と勢いを逆手にとる戦術も準備。井岡は「後半にかけてKOするイメージ」とプランを披露した。6年連続となる大みそかのリング。5年ぶりとなる赤備えで若き挑戦者を粉砕し、一年を締めくくる。

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2016年12月25日のニュース