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八重樫 2度目の防衛戦へ練習公開 大橋会長「激闘になると思う」

[ 2016年12月17日 17:38 ]

終盤、パートナーとノーガードの殴り合いの展開になるが落ち着いてパンチを繰り出す八重樫(左)
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 ボクシングのIBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(33=大橋)が17日、横浜市内の大橋ジムで、2度目の防衛戦(30日、東京・有明コロシアム)へ向けた練習を公開した。

 同僚の元日本、東洋太平洋ミニマム級王者・原隆二(26=大橋)との2ラウンドのスパーリングでは、終盤に真っ向からの激しい打撃戦を展開。「相手の気合が伝染しただけ」と苦笑したが、5月以降リングを遠ざかる原因となった左肩のケガからの完全回復を印象づけた。

 試合1カ月前に挑戦者がサマートレック・ゴーキャットジム(32=タイ)に急きょ決定。WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23=大橋)がライトフライ級王者時代の14年9月にTKOで退けた相手だが「直近の試合を(映像で)見たけど、タフな選手で好戦的。厳しい試合になると思っているが、しっかり自分のボクシングをしたい」と話した。大橋ジムの大橋秀行会長は「楽に勝ってもらいたいけど激闘になると思う」と予想した。

 2学年上のWBC世界スーパーバンタム級王者・長谷川穂積(36=真正)が王者のまま現役引退を表明。「偉大なチャンピオンで、僕とは立場が全然違うので比べちゃいけない。いろいろなものを築き上げてきたと思うし、分からないプレッシャーもあったと思う。ああいう決断をしたのはある意味カッコイイ、凄いと思う」と感想を口にしながらも「自分はたいしたものを作り上げてきていない。自分は自分なりの終わり方ができれば納得するのかなと思う」とマイペースを貫く決意を示した。

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2016年12月17日のニュース