ジョシュアＶＳクリチコ　対戦決定に両者がコメント「歴史を刻む時が来た」

防衛戦に勝利したアンソニー・ジョシュア（左）にリング上で声をかけるウラジミール・クリチコ　（ＡＰ）
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　ヘビー級の新星アンソニー・ジョシュア（２７＝英国）がついにビッグマッチを迎える。来年４月２９日（日本時間３０日）に英国のロンドンで元王者ウラジミール・クリチコ（４０＝ウクライナ）と対戦することが決まったのだ。１４日には記者会見が開かれるという。

　ＩＢＦ王者のジョシュアは１０日、同級８位の挑戦者エリック・モリーナ（３４＝米国）との一戦に臨み、３回ＴＫＯで２度目の防衛に成功。試合後にはウクライナの巨人も勝利を祝福するためにリングへと姿を現した。来年は「ジョシュア時代の到来」、そして「クリチコ時代の終焉」となるだろうか。ジョシュアは次のようなコメントを残している。

　「ボクシング界のレジェンドと自身のタイトルを懸けて戦う。この一戦はまた一歩階段を昇るために完ぺきなタイミングだ。壮大な戦いになることは間違いないね。これまでと同様にしっかりと準備するよ。王者とレジェンドの戦い。歴史を刻む時が来たんだ」。

　同タイトルに９年以上も君臨したクリチコも返り咲きに燃える。ただ、ベテランらしく冷静でコメントも柔らかい。「世界中のファンと同じように自分も試合が楽しみだ。挑戦者の立場になるのはここ１０年間で初めてだね。若手の中でベストのボクサーと対戦するんだ。経験と若さの激突という構図で、それがこの一戦をユニークなものにしている。挑戦する準備はできているよ」。