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八重樫 2度目の防衛線の相手 急きょ決定も「アマに比べたら楽」

[ 2016年12月2日 18:25 ]

防衛戦の相手が決まった八重樫東
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 ボクシングの大橋ジムは2日、IBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(33=大橋)が12月30日に東京・有明コロシアムで行う2度目の防衛戦の相手が、同ミニム級8位のサマートレック・ゴーキャットジム(31=タイ)に決まったと発表した。WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23=大橋)が前WBA世界同級王者・河野公平(36=ワタナベ)を挑戦者に迎える4度目の防衛戦、WBO世界ミドル級3位・村田諒太(30=帝拳)のプロ12戦目などと同じ興業となる。

 3階級制覇王者の八重樫は5月の初防衛戦の前に左肩関節を負傷。試合には勝ったものの、その後は防衛戦ができない状態だったため、IBFは暫定王座決定戦を承認した。八重樫陣営は当初、11月26日の決定戦で暫定王者となったミラン・メリンド(28=フィリピン)と王座統一戦を行う計画だったが、メリンド陣営は顔の腫れを理由に対戦を辞退。代わりの挑戦者を探したところ、14年9月にWBC世界ライトフライ級王者(当時)の井上尚に挑んで11回TKO負けしたサマートレックが浮上し、IBFの承認を経て日本時間2日朝に決定したという。IBFは勝者がメリンドと90日以内に王座統一戦を行うことを義務づけている。

 急な対戦相手決定にも、八重樫は「アマチュアでは前日に相手が決まることもあるので、それに比べたら楽」と落ち着いた様子で、「相手が決まって身が引き締まる思い。これから映像を見て研究したい」と話した。大橋秀行会長は「相手も1カ月を切って挑戦が決まった。敬意を表したい。サマートレックはものすごいファイターで根性がある。八重樫とは打ち合いになると思う」と予想した。

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2016年12月2日のニュース