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尚弥にパッキャオから金言 フック実演「肘上げて上から打て」

[ 2016年11月26日 05:30 ]

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ ( 2016年12月30日    有明コロシアム )

ミット打ちでお手本を示すパッキャオ(左)を真剣に見つめる井上尚弥(左から2人目)
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23=大橋)と6階級制覇のWBO世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(37=フィリピン)の豪華タッグが実現した。パッキャオは25日、東京・原宿で、自身の名を冠したフィットネスジム「パッキャオジム トーキョージャパン」を来春に開設すると発表。会見のゲストに招いた井上尚やIBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(33=大橋)らと初対面した。

 デモンストレーションで井上尚がミット打ちを披露すると、フックを打つようにリクエスト。その上で「肘を上げて上から打った方がいい。相手が頭を下げても当たる」とアドバイスし、実演してみせた。さらに、井上尚から計量後の体のメンテナンスについて質問されると「通常の食事をして水をたくさん飲む。それこそ5分おきに飲む」と調整法を明かした。

 井上尚は直々に伝授されたフックについて「理にかなっている。練習したこともある。ロシアンフックですよね?軌道を変えれば当たるポイントも変わってくる」と納得の表情。「あと1カ月練習してみようかな」と、前WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(35=ワタナベ)の挑戦を受ける12月30日の4度目の防衛戦で実践する考えも示した。また、水分摂取法にも感心し、「機会があればいろいろと話を聞きたい」と“弟子入り”も志願した。

 フィリピンの上院議員でもあるパッキャオは今月5日に7カ月ぶりにリング復帰し世界王者に返り咲いたばかり。次戦は議会が休会となる来年4、5月が有力という。日本でジムを開く理由を「若い才能の発掘」と説明し、「私がここへ来て教えることもできる。東京周辺にもっとジムをつくりたい」と今後のプランも披露した。

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2016年11月26日のニュース