東洋太平洋4大タイトルマッチ ミニマム級・山中竜也が判定勝ちでタイトル
ボクシングの「東洋太平洋4大タイトルマッチ」が11日、神戸市中央体育館で行われ、ミニマム級の王座決定戦は山中竜也(真正)がメルリト・サビーリョ(フィリピン)に判定勝ちしてタイトルを手にした。
バンタム級は山本隆寛(井岡)がマーク・ジョン・ヤップ(六島)に5回TKOで敗れて防衛に失敗。まさかの敗北に山本は「情けないです。相手の左ジャブに対して反応が悪かった」と肩を落とした。世界戦への通過点と位置づけていただけに、痛恨の敗戦となった。
ライト級の中谷正義はアラン・タニャダ(フィリピン)に7回TKO勝ちで6度目の防衛。一方的に左右のパンチを当て続けて、レフェリーが止めての決着に「倒しきりたかった。ワンツーから、もうあとひとつ出せれば」と快勝にも反省。
メーンのスーパーバンタム級・久保隼(真正)はイム・ジヌク(韓国)に4回TKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。ミニマム級の山中の母親に減量過程や前日計量後に食事を用意してもらっていたことも明かして「山中親子には、お世話になりっぱなし」と感謝しきりだった。
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