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カシアス内藤次男 白星デビューもKO逃しがっくり「0点です」

[ 2016年11月7日 21:11 ]

デビュー戦に勝利した内藤未来(中央)と父・純一会長(左)、兄・律樹

 ボクシングの元東洋太平洋ミドル級王者・カシアス内藤=本名・内藤純一=(67=E&Jカシアスジム会長)の次男、内藤未来(24=E&Jカシアス)が7日、東京・後楽園ホールで行われたライト級4回戦でプロデビューした。同じくプロデビュー戦の佐々木悠登(22=ワタナベ)とサウスポー同士で対戦し、右フックを再三ヒットさせたほか、ボディーやアッパーでも攻めて3―0(39―37、39―37、40―37)の判定勝ち。来年1月23日のルーキーズトーナメント決勝へコマを進めた。

 バッティングで右目の下が腫れた内藤は「緊張はしなかったけど、倒してやろうとメチャメチャ力が入った」とKOを逃した内容に反省しきり。「0点です。勝ったということで5点。ボクシングをなめてました。練習の成果を出さないといけない」と肩を落とした。

 中学時代はサッカー部でGK。4、5年前は体重が120キロもあったが、長男・律樹(25)が2年前に日本スーパーフェザー級王者となったのに刺激を受け、ボクシングを始めた。当然アマチュア経験もないが、律樹のスパーリング相手を務めるなど腕を磨いてきた。律樹は「とりあえず勝って良かったけど、点数はつけられない。ガチガチでパワーの一本調子になってしまった」と辛口だったものの、父・純一会長は「ちょっと力が入りすぎたかもしれないが、デビュー戦で4ラウンドできたのは良かった。課題もいっぱい見つかった」と前向き。来年は東日本新人王トーナメントにエントリーの予定で、内藤は「新人王は絶対取る」と意気込んだ。

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2016年11月7日のニュース