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“ゆうこりん”黒木が5度目防衛戦 前王者と12・18再戦決定

[ 2016年11月2日 05:30 ]

WBC女子世界ミニフライ級タイトルマッチ10回戦 ( 2016年12月18日    九電記念体育館 )

5度目の防衛戦に意気込む黒木優子

 “ボクシング界のゆうこりん”黒木優子(25=YuKOフィットネス)が1日、福岡市内で会見し、12月18日に九電体育館で5度目の防衛戦を行うと発表した。相手は前王者の安藤麻里(29=フュチュール)だ。

 「前回より10倍ぐらいの勢いでくると思う。その気迫に負けないように自分がチャンピオンだというプライドで戦っていきたい。今回は倒す、KOをしにいきたい」

 14年5月に2度目の世界挑戦。判定3―0で安藤に勝ち、ベルトを奪った。2年7カ月ぶりの再戦でKO勝利を狙う。

 意気込みを髪形でも表現した。自慢のロングヘアを切り落とした。「大人っぽくなろうかなと。初心じゃないけど、どれだけ王者でいられるか、ずっと世界チャンピオンでいられるように」。女子ボクシングの認知度を上げようと今年から活動の場を全国に広げた。今回は地元・福岡での防衛戦。「自分が輝ける場所はリング。福岡の皆さんの前で良いところを見せたい」。胸が高鳴る。

 世界奪取、初防衛など重要な試合で師事していた足立竜規トレーナー(32)にラブコールを送り、6月にタッグ再結成。右ジャブを強化し、最大の武器である左ストレートをより生かせる形をつくり上げた。「統一(王者)が一番の夢。そのために今はベルトを守り続けること」。“大人”のゆうこりんが進化した王者の戦いを見せる。

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2016年11月2日のニュース