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岡田 V6戦へ「変な試合できない」、日本Sライト級タイトルマッチ

[ 2016年10月31日 15:17 ]

6度目の防衛戦に臨む岡田(左)と挑戦者の細川
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本スーパーライト級タイトルマッチ(11月1日、後楽園ホール)の前日計量が31日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、王者・岡田博喜(26=角海老宝石)はリミットいっぱいの63・5キロ、挑戦者の同級7位・細川バレンタイン(35=宮田)は500グラム軽い63・2キロで一発パスした。戦績は6度目の防衛戦となる岡田が13戦全勝(10KO)、日本、東洋太平洋合わせて3度目のタイトル挑戦となる細川が28戦20勝(9KO)5敗3分け。

 岡田は今回、栄養士と相談して2カ月前から食事を見直し、減量が比較的楽だったという。「きっちり3食を食べて、これまで摂らなかった炭水化物も摂った。エネルギーを摂らないと脂肪も燃焼しないと言われて」。7月のV5戦では青木クリスチャーノ(駿河)に不完全燃焼の負傷判定勝ち。「今後へ向けて変な試合はできない。前回みたいな試合だけはしたくない」と話し、「勝ち方によっては卒業したい」と日本王座を返上して東洋太平洋王座かWBOアジアパシフィック王座を狙う方針を示した。

 一方、「普段から64キロ」という細川はほとんど減量の必要がなく、この日も朝食として赤飯おにぎりを3つ食べて計量会場に足を運んだ。岡田については「超強いなと。ミニマム級からミドル級までで一番安定感があるんじゃないですか」と表現し、「小細工して勝てる相手じゃない。ありったけの自分をぶつけようと思う」と話した。金融関係の会社で午前9時から午後5時まで勤務しており、減量をしないのは「仕事に行けなくなるから」と説明した。試合当日は会社の同僚たちも90人以上が応援に駆けつけるという。

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2016年10月31日のニュース