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松本 負傷判定負け、初防衛ならず 東洋太平洋Sミドル級

[ 2016年10月17日 21:37 ]

負傷判定負けした松本はコーナーで肩を落とす
Photo By スポニチ

 ボクシングの東洋太平洋スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦は17日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・松本晋太郎(31=ヨネクラ)は挑戦者の同級3位ジェイド・ミッチェル(30=オーストラリア)に10回1分29秒負傷判定負けで初防衛に失敗した。松本は18戦13勝(9KO)5敗、新王者のミッチェルは11戦10勝(4KO)1敗。

 4月に3度目の挑戦で前王者・清田祐三(引退)から王座を奪った松本は試合前、リング上でベルトを贈呈された。しかし、試合はスピードと手数で勝るミッチェルに序盤から圧倒された。ジャブで突き放され、動き回る相手を追いかけてはカウンターをもらう展開が続き、再三左フックを浴びて4回に左まぶたから出血。中盤で左ボディーが当たる場面もあったが単発で、10回にはバッティングで右目上から激しく出血。試合を続行したものの流血が止まらずレフェリーストップとなり、採点はジャッジ2人が92―99、1人が92―100のフルマークという完敗だった。

 松本は「スピードは想定内だったけど、予想以上にやりにくかった」と振り返り、「焦りはないと思ったけど、あったんでしょうね。ワンツーを打った時も気持ちが先走って、右手と右足が同時に出ちゃった。あんなの当たるわけない。当たっても宝くじと一緒です」と苦笑した。活路を見いだせそうだったボディーに関しても「次のコンビネーションにつなげさせてくれなかった。うまかったですね」と相手を褒めるしかなかった。

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2016年10月17日のニュース