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前日計量、両者とも一発パス 中川健太「左で王者に」 木村隼人「全力でやるだけ」

[ 2016年10月5日 14:06 ]

日本スーパーフライ級王座決定戦で対決する木村(左)と中川
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本スーパーフライ級王座決定戦(6日、後楽園ホール)の前日計量が5日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、同級1位の中川健太(31=レイスポーツ)、2位の木村隼人(27=ワタナベ)ともにリミットいっぱいの52・1キロで一発パスした。中川は初のタイトル挑戦、木村は昨年9月に前王者・石田匠(井岡)に判定負けして以来2度目の挑戦となる。

 中川は試合前の2カ月で約120ラウンドものスパーリングを実施。特に日本フライ級王者・粉川拓也(宮田)とは約50ラウンドのスパーを積んだという。左の強打が持ち味で、「木村選手は早くてなかなかつかまえられないだろう」と言いながらも「やれることはやってきたので思い切り出すだけ。(KOを)期待されていると思うし、左でチャンピオンになります」と意気込んだ。

 木村は「今回だけは体重で困りたくなかった」と早めに体重調整に入ったのが功を奏し、減量が楽だったという。サウスポーとの対戦経験は豊富ながら「正直そんなに得意ではない」と明かし、今回は慣れるためにアマプロ問わず左効きの選手とスパーリングを積んできた。「今回は本当に(タイトルを)取らないとダメなので、全力でボクシングするだけ。中川選手は左が強いと言われているので、もらわないようにしたい」と話した。

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2016年10月5日のニュース