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王者ウーゴ・ルイス 長谷川戦は「1回から12回まで全てKO狙い」

[ 2016年9月8日 10:45 ]

長谷川の挑戦を受けるため来日したWBC世界スーパーバンタム級王者ウーゴ・ルイス

 ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦(16日、エディオンアリーナ大阪)で長谷川穂積(35=真正)の挑戦を受ける王者ウーゴ・ルイス(29=メキシコ)が8日、成田空港着の航空機で来日した。都内のホテルで取材に応じたルイスは「長旅だったが、調整は今までで一番うまくいった。約3カ月、長谷川のようなタイプを想定して練習してきた。力強いコンビネーションが備わった」と意気込みを示した。

 4度の防衛に成功した元WBA世界バンタム級暫定王者で、12年12月の初来日では同級正規王者・亀田興毅(亀田)と王座統一戦(大阪・ボディメーカーコロシアム)を行い1―2の判定負け。その後スーパーバンタム級に階級を上げ、昨年8月のWBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦でフリオ・セハ(メキシコ)に5回TKO負けしたものの、今年2月、正規王者に昇格していたセハに1回51秒KO勝ちを収めて王座獲得に成功していた。今回が初防衛戦となる。

 ルイスは父リベルトさんやグスマン・トレーナーらと、自身の名前と愛称の頭文字「HCR(ウーゴ・クアティート・ルイス)」を胸に記したおそろいのTシャツ姿でリラックスした表情。「前回の来日とは全く違うボクサーに成長した。スピード、パワー、経験が大きく変わった。完璧に近くなってきたと思う」と自信満々。長谷川については「大変クレバーで、経験のあるボクサー」と表現し、体格で優っていると指摘されると「非常に大きな要素だし、それを生かして優位に試合を進めたい。1回から12回まで全てKOを狙っていく。毎日KOをイメージしている。KOできなくても、明白な勝ち方をしたい」と抱負を述べた。

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2016年9月8日のニュース