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【井岡一翔独占手記】“世界戦しかやりたくない”思い結実 4団体王者へ一歩

[ 2016年7月21日 09:00 ]

11R、KO勝ちを飾った井岡

WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦 ○王者・井岡一翔 11回KO 同級6位キービン・ララ●

(7月20日 エディオンアリーナ大阪)
 みなさん、応援ありがとうございました。周りで支えてくれた人たちへ本当に「感謝」という気持ちでいっぱいです。

 3階級制覇を達成した昨年4月から“これから先は世界戦しかやりたくない”と思っていた。ずっと世界王座に君臨すれば、試合は必然的に世界戦になる。勝ち続ける、結果を残し続ける。そう心に誓い、いつもリングに立っている。

 この階級で2試合連続のKO勝ち。以前の僕なら判定でもいいかと弱い部分が出ていたかも。今は目の前の相手を倒す意識が強い。これからも応援してくれる人たちと喜びを分かち合いたい。7月にタイトル戦で調整期間は蒸し暑くて大変だったけど、夏を少しは満喫できるかな。

 フライ級でも3度目の防衛に成功して、これがプロ20勝目。区切りのいい数字で意識していた。今回で世界戦12勝目。世界王座13連続防衛の日本記録を持つ具志堅用高さんが14勝。それに次ぐ数字だとか。でも両親の教えは「2位もべべ(最下位)も一緒」。No・1を目指したい。

 僕も目標に向かって走り続けたい。ボクシング界で、どれだけの器なのか、まだ分からない。探りながら行けるところまで行きたい。近いうちに他団体王者と統一戦が実現できたら。真のチャンピオンを目指し、4団体のベルトを獲りたい。(WBA世界フライ級チャンピオン)

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2016年7月21日のニュース