井岡 アモーレ谷村奈南に贈るV3!いざ年末統一戦!

[ 2016年7月21日 05:30 ]

2回、キービン・ララ(左)の顔面に右をヒットさせる井岡一翔

WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦 ○王者・井岡一翔 11回KO 同級6位キービン・ララ●

(7月20日 エディオンアリーナ大阪)
 ダブル世界戦が行われ、WBA世界フライ級王者・井岡一翔(27=井岡)が11回1分11秒KO勝ちで挑戦者のキービン・ララ(21=ニカラグア)を下し、3度目の防衛に成功した。世界戦通算12勝は元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高の14勝に次ぐ国内歴代2位タイ。「キング・オブ・キングス」を目指し、年末にも他団体王者との統一戦に打って出る。

 井岡が勝利のマイクパフォーマンスで男気を見せた。家族ら周囲で支えてくれた人たちを列挙。そして最後に声を張り上げた。「最愛のフィアンセに最大の感謝を贈りたい」。交際中の歌手でタレントの谷村奈南はこの日、自宅観戦。熱きメッセージを電波に乗せた。

 決着は11回だ。連打で挑戦者の心をへし折り2度目のダウンを奪う。前半から激しく打ち合う接近戦は相手の土俵。「ライトフライ級3度目の防衛戦で対戦したフェリックス・アルバラード選手を思い出した」。タフで手数が多い上、独特なタイミングの大振りにてこずった。「中途半端になるより前でかわす方がいい」。肩をぶつけ合いながら左ボディーをヒット。自身も被弾が多く4回までの採点はジャッジ3人のうち2人が挑戦者優勢とした。スタミナ切れの相手のパンチを見切った6回から逆襲。ややアップライトに構え直して距離を保つ。「自分の距離」で左ダブルや右カウンター、右フックなど面白いように当てた。

 “フィアンセ”へささげる勝利だ。リング衣装は白基調で虹色に輝くスパンコールをあしらったもの。制作を依頼したミズノ社に井岡が伝えたイメージは「純白」と「ダイヤモンド」だ。本人は「白は純粋さ。ダイヤモンドは硬度10で、この世でいちばん硬いもの」と説明。純粋な気持ちで競技に取り組み“絶対王者”を目指す気概とした。

 純白は白無垢(むく)やウエディングドレス、ダイヤモンドは婚約指輪を連想させる。どちらも結婚につながるキーワード。「(谷村には)常に支えてもらっている。ずっと寄り添って親身に考えてもらっている」など試合前から熱愛ぶりを明かした。リングで「フィアンセ」と公言。鮮やかなKOで気分も最高だ。21日にも谷村と米国ロサンゼルスへ婚前旅行に出発する。最愛のパートナーとの夏休みでリフレッシュ。再び最強を目指す道を歩んでいく。

 ◆井岡 一翔(いおか・かずと)1989年(平元)3月24日生まれ、大阪府堺市出身の27歳。中学から競技を始めて興国高で6冠達成。09年4月にプロデビュー。11年2月にWBC世界ミニマム級王者となり、国内最速(当時)のプロ7戦目で世界王座を獲得。12年6月にWBC、WBA同級統一戦を制し日本人初の複数団体統一王者となる。同年12月にWBA世界ライトフライ級王者となり2階級制覇。15年4月にWBA世界フライ級王者となり、日本人2人目の3階級制覇を達成。1メートル65。右ボクサーファイター。

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